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2024.09. 2

お知らせ

大阪・職場の健康づくりフォーラム ~令和6年度 第75回全国労働衛生週間大阪大会~

全国労働衛生週間は、昭和25年の第I回実施以来、今年で第75回を迎えます。この間、全国労働衛生週間は、国民の労働衛生に関する意識を高揚させ、事業場における自主的労働衛生管理活動を通じた労働者の健康確保に大きな役割を果たしてきたところです。

労働者の健康をめぐる状況については、高齢化の進行により、一般健康診断の有所見率が上昇を続けているほか、何らかの疾病を抱えながら働いている労働者が増加するとともに、女性の就業率が上昇し、働く女性の健康問題への対応も課題となっています。このほか、業務上疾病は引き続き高い発生件数で推移しており、熱中症や腰痛など、気候変動、高齢化等の要因による業務上疾病の発生が増加している傾向にあります。

うした労働環境を取り巻く変化に対応し、あらゆる労働者が健康に働き続けるためには、職場における健康管理はもとより、女性の健康への対応、治療と仕事の両立支援、高年齢労働者が安心して安全に働ける職場環境づくりの推進が重要です。また、過労死等事案の労災認定件数は、令和5年度には、1 , 099件となっており、引き続き過労死等を防止するためには、働き方改革の推進と相まって、長時間労働による健康障害の防止対策の推進が必要です。このうち、特に精神障害による労災認定件数は令和5年度には883件と過去最多となっており、メンタルヘルス対策をさらに強化していく必要があります。

このような背景を踏まえ、今年度の全国労働衛生週間は、

「推してますみんな笑顔の健康職場」

をスローガンとして、事業場における労働衛生意識の高揚を図るとともに、自主的な労働衛生活動の一層の促進を図ることを目的に展開されます。

今年度の「大阪・職場の健康づくりフォーラム」は、仕事や職業生活に関することで強いストレスとなっていると感じる事柄がある労働者の割合が50 %を超える状況にあることや、一般健康診断の有所見率が60 % に迫り疾病リスクを抱える労働者が増加傾向にある一方、診断技術や治療方法の進歩により、かっては「不治の病」とされていた疾病においても生存率が向上し、労働者が病気になったからといって、必ずしもすぐに離職しなければならないという状況ではなく、今後、労働力の高齢化が進むことが見込まれる中で、職場において疾病を抱えた労働者の治療と仕事の両立への対応が必要となる場面が増えると予想されることから、「治療と仕事の両立支援」の参考としていただくため、大阪労災病院治療就労両立支援センターの作業療法士篠浦泰幾氏から特別公演を頂きます。また、「治療と仕事の両立支援」に取り組んでいる事例をハウスあいフアクトリー株式会社から、「メンタルヘルス対策」に取り組んでいる事例を株式会社竹中工務店大阪本店から発表していただきます。

この機会に事業場における労働衛生活動の一層の充実を図るため、皆様に御参加いただきますよう御案内いたします。

令和6年度「大阪・職場の健康づくりフォーラム」参加申込ページ

https://a20.hm-f.jp/cc.php?t=M666427&c=6412&d=bc0e